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2009年9月の記事

『生れ、生き、そして死ぬ。』

「室蘭の空は、きれいな青空だった」

「室蘭の空は、きれいな青空だった」

北海道で出会ったYさん。
共に旅をしたこともあった。

 

Yさんの周りは、朗らかな笑い声がいつも絶えなかった。
それでいて、人に対しての細やかな気配りを忘れない人柄だった。

 

そのYさんが、60歳という若さで逝った。
『余命半年』と医者からの突然の告知、そして半年後に。

 

「半年しかないのでなく、この命は半年もある。」とご家族に言い切り、自然体で
最後まで明るく生きたそうだ。

 

告別式の参列者に対して「お別れの言葉」を残した。
「ありがとう」「感謝します」の言葉が何度も何度も繰り返された。
「生れてきてよかった」「素敵な家族とであってよかった」「みなさんありがとう」で
 終わった。

 

半年の月日の中で、どのような心をもって「生と死」と向かい合ったのだろうか。
もっと生きたかったに違いないのに・・・「もっと生きたかった」とは一言もなかった。
小心者の私には、到底及ばない心の置き方。

 

60歳という年齢は、あまりにも若すぎる。

『B・BとM・M』

 

「サルナシ(コクワ)の実がいっぱい」

「サルナシ(コクワ)の実がいっぱい」

今日は昼から雨。
なんだか気持ちも優れない昼時。

 

駐車場にバイクのエンジン音。

 

「お父さん、バイクの人やけど泊まりたいって・・・ええか?」
「若い人?お金いるのにええのかなあ・・・。」
「うん、説明したけど・・・。」

 

しばらくして、にぎやかな笑い声が2階に聞こえる。
あまり楽しそうなので、仲間に入れてもらおうと階段を下りようとした・・・。

「ヤマブドウの実も大きく」

「ヤマブドウの実も大きく」

相棒さん、久しぶりの若者との出会いに声が大きく弾んでいる。

 

「ここ、BアンドBって知っていました?」
「看板に書いていましたから・・・。」
「B.Bって、ブリジット・バルドーと思いませんでした?」
「あ、ハ~???」
「M・Mやったら、マリリン・モンローやもんね。」
「あ、ハ~???」

 

若者の返答の困り様と相棒の一方通行の会話に、
私は階段の途中で手を叩いて笑ってしまった。

 
今日の天気を吹き飛ばした、相棒さんの「ボケ」でした。
(注)バルドーはフランスの女優でモンロー(故)はアメリカの女優。同じ時代に活躍した
  セクシー女優だった。たぶん70歳は十分に超えていると思う。今日の若者には、
  もうひとつのB.Bの意味は通じなかったのだ。

『黒松内岳 8合目』

「アルブスの少女」

「山頂はすぐそこに」

「山登る人の気持ってなんやろうねー。」
「私、平らなところを歩くほうがええわ。」
「キノコが絶対あるいうんやたら山のぼるけど。」

 

黒松内町に移り住み17年。
タンポポハウスから見える「黒松内岳(約740m)」を登ったことのない相棒さん。

 

本日黒松内岳、初登山とアイナッタ。

「腰にスズ、右手にナタ」

「腰にスズ、右手にナタ」

先ほどの「・・・」は、相棒さんの登り始めのお言葉の連続。
登り始めは私でも少し息苦しいから、相棒はとてもしんどい状態。

 

休み休みで一時間少し、7合目が過ぎたころ。
「私ここでええわ。山頂も見たし、お父さんひとりで登ったら・・・。」と親切な相棒さん。
『相棒がクマに襲われたら・・・でも、そのクマもきのどく・・・』と下山を決意。

「黒松内町市街地が見える」

「黒松内町市街地が見える」

山頂まであともう少しだったが、今度の楽しみに。と思っていたら、
「あの山、一回登ったらもうええ山やね。(一回で十分という意味)」と相棒さん。

 

私たち夫婦も7合目ぐらいかなあ。
二人で登れてよかったよかったの黒松内岳だった。

『遠くの親戚より近くの移住者?』

「551のブタマンと生野のキムチ」

「551のブタマンと生野のキムチ」

黒松内町移住者のKさんご夫婦が、私の大好物である大阪名物
「551のブタマン」と本場「生野区のキムチ」を運んできてくれた。

早速、ブタマンを温めて「あふっ、あふっ」と言いながらビールで。
キムチは口を真っ赤にしながら「ヒ~、ヒ~」と言いながら焼酎で。
「これこれ、これが大阪の味や!」と独り言。

今日の夕食はひとりだったのだが、「大阪の味」で幸せいっぱい。

17年前には想像できなかった「移住者」とのお付き合い。
それもそうだ、あの当時は数組しか「移住者」はいなかった。

今は黒松内町にたくさんの人たちが移り住み、人生を楽しんでいる。
気候風土のまったく異なるこの町を選択し、
それなりにしっかりと地域と溶け込み、
「生き方」を大切にしながら暮らしている。

今日のブタマンとキムチは、いつになく味深く感じた。

『秋深し とり小屋づくり もうあかん・・・?』

「15年目のニワトリ小屋は、老朽化」

「15年目のニワトリ小屋は、老朽化」

タンポポハウス第二次環境整備計画、見事に今年度は計画倒れ・・・となる。
「宿泊棟の屋根のペンキ塗り・外壁の塗装」「入り口の看板の移動」「U字溝の工事」「薪小屋造り」
そして「ニワトリ小屋造り」などなど・・・。

「馬小屋の跡を補強」

「馬小屋の跡を補強」

特に、馬小屋の跡の柱は根元が完全に腐敗。
来春までの応急処置に一週間もかかった。
『まあ第二次計画は60歳までだし・・・来年も必ず春が来ることだし・・・。」

「皮むきが終わったカラマツの木は来春まで、冬眠?」

「皮むきが終わったカラマツの木は来春まで、冬眠?」

「秋となり 言い訳ばかりの ヒゲオヤジ」てな感じ。

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