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お久しぶり、僕タンタン。

『お久しぶり、僕タンタン。』

「笑っていますが、僕タンタンです」

「笑っていますが、僕タンタンです」

 
              

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はお二人さん、病院へ行きました。

 

ヒゲオヤジは歯医者さんへ。
『5匹・580円のヘラ蟹』をかじって、前歯をかけさせたそうです。
治療費は数万円掛かったとか。
顎と歯に自信があったとは言え、高いカニを食ったもんだなあと思いませんか。

 

ボノ先輩は八雲の動物病院へ。
口の中に「大きな腫瘍」が出来ているので、取りのどくためにです。
「麻酔しての手術に耐えられない状態の心臓の衰弱」と医者の判断。
残念ながらヒゲオヤジはあきらめました。
ボノ先輩にとってもこの判断がよかったと思うのです。

「いつもハーブの近くで休むボノ先輩

「いつもハーブの近くで休むボノ先輩

   

                        

 

 

 

 

 

 

 

それぐらい心臓が弱っているボノ先輩ですが、食事は美味しそうに食べています。
足は少しふらつきますが、散歩は欠かしません。
動くことの大切さを身をもって、教えてくれています。

 

ヒゲオヤジの「欲」から出た歯の治療費を思うと、
ボノ先輩の治療費は意味があるように思うのですが・・・。

「どこでもすぐに寝る、プリン

「どこでもすぐに寝る、プリン

『お久しぶり、僕タンタン。』

「プリンは死んだように寝ています」

「プリンは死んだように寝ています」

ごらんのとおり、みなさん夏バテ。
とはいっても、まだ夏ではありません。

 

北海道の黒松内町は、6月には入って太陽を見ない日が何日も続き、
ストーブを入れるありさまでした。

 

それが急に、30度近くまで気温が上昇。
人間様も大変だけれど、暑さに弱いお犬様はもっと大変です。

「最近、咳き込む回数が増えました」

「最近、咳き込む回数が増えました」

ボノ先輩は体調が芳しくなく、ヒゲオヤジたちは心配しています。
でも、食事もとっているし家まわりを自由に散歩しています。

 

そうそう先日、僕はヒゲオヤジに大変お叱りを受けました。
ヒゲオヤジの大切な「ニワトリ」に悪戯して、ショック死させたのです。
久しぶりのヒゲオヤジの剣幕に驚きましたが、私たちイヌの習性なのでご勘弁を。

 

まあ、みんな平和に暮らしていますので。

『そろそろお二人さん、お嫁入りだってサ!』

「ありがとう、ユーユー。楽しかったよ。」

「ありがとう、ユーユー。楽しかったよ。」

「のんびり暮らせましたか。」

「のんびり暮らせましたか。」

 

「どこで咲いても、花は花。」

「どこで咲いても、花は花。」

「達者でな。」

「達者でな。」

お久しぶり、ぼくタンタンです。

ご主人こと、ヒゲオヤジが最近この歌を馬小屋でよく歌うんだ。
な~んか古臭い歌で、ぼくにはチンプンカンプンの歌です。
「お前らにはこの気持ち、わかるもんか。」と僕たちイヌに最近よく言うんだ。
その歌の歌詞だよこれ。

『藁にまみれてヨー 育てた栗毛
 今日は買われてヨー 町へゆく
  あゝオーラ オーラ 達者でナ
   あゝ オーラ オーラ 風邪引くな
    あゝ風邪引くな 離す手綱が
     ふるえ ふるえてる

 おーれが泣くときゃヨー お前も泣いて
 ともに走ったよ 丘の道
  あゝオーラ オーラ 達者でナ
   あゝ オーラ オーラ 忘れるな
    あゝ忘れるな 月に河原を
     おもい 思い出を

 町のお人はヨー よい人だろか
 変わる暮らしがヨー 気にかかる
  あゝオーラ オーラ 達者でナ
   あゝ オーラ オーラ また逢おな
    あゝまた逢おな        』

 
    題名『達者でな』
  歌手 三橋 美智也 
  1960年(昭和35年)の歌

ヒゲオヤジは、今日も「ユーユー」と「ピッピ」のたてがみを
何時もより念入りに梳かしているんだ。
「いよいよお嫁入りが近いんでないかい。」と僕は思うんだけど。

タンポポハウスで15年暮らしているボノ先輩いわく、
『ユーユーはまだ生まれたばかりの3ヶ月ぐらいで函館の恵山から来たんだ。
 親離れが早いかなあと思うぐらい小さかったよ。かれこれ10年ぐらいになるかなあ。
 黒松内のK・Oさんに大変お世話になったんだ。馬でいっぱい楽しませてもらったこと、
 ヒゲオヤジはK・Oさんにこころから感謝しているんだ。
 大阪時代、金魚しか飼ったことのないひげオヤジが、
 初めての大型動物を北海道で飼ったのが、馬のユーユーだったんだ。
 ユーユーは小さいときから気立てのいい馬だったよ。今もだけどね。』

『ピッピはとてもおてんばで、なかなかヒゲオヤジの言うことを聞かなかったんだ。
 赤い靴下のピッピから名前をもらったぐらい、自由奔放な性格の馬だった。
 ヒゲオヤジは、モンゴルでわざわざピッピの鞍まで買って帰ったのにね、残念だ。』

『ピッピの前には、牧場の「牧ちゃん」・息子の一字をとって「樹樹」もいたし、
 なんといっても「玉三郎」』のことは忘れられないね。
「北海道の共和町の案山子祭りの「ばんば」で優勝したものさ。
 騎手はヒゲオヤジの息子だったぞ。たしか、小学校の高学年の時だった。
 ばんば会場の人たちが、すごい大きな声と拍手で応援してくれたそうだ。』

ヒゲオヤジは今まで、5頭の馬を育てていたんだね。
どうして、馬を手放すのかとボノさんに聞いてみたら、
「タンポポハウスの諸事情」だって、ヒゲオヤジがさみしそうに言っていたそうだ。

最後に、タンポポハウスの動物たちを代表してボノ先輩よりお言葉を
いただきました。
『僕はイヌだけど、君たちは「ウマ」いくよ、きっとね。
 まあ、あのさみしいがりやのヒゲオヤジのことは、俺たちにまかせくれて大丈夫。
 ユーユーもピッピもくれぐれも「達者でな」。お互いに、いい人生を送ろうぜ。』

『再々手術、そして退院。』

晴れの日、三匹との久々の散歩

晴れの日、三匹との久々の散歩

再々の手術あと、痛々しいプリン

再々の手術あと、痛々しいプリン

お久しぶりです、僕タンタンです。
プリンが再々の手術して退院、タンポポハウスに無事に帰って来ました。
背中の横に20センチぐらいの縫った後があり、痛々しいです。
でも僕がいたずらしたら追っかけるぐらい、気持ちは元気みたいです。

獣医さんからヒゲオヤジが言われたそうです。
『集団ですごすのはちょっと無理ですね。』とか
『残飯はやめて、これからはドッグフードにしてください。』って。

可愛そうなプリン。
あの美味しい残飯や大好物の豚骨はもう食べれないのかなあ?
僕は生まれたころドッグフードを食べいていましたが、
なんだか物足りないことと、これって大丈夫なのかな?って思っていました。
人間が食べ残したものの方が、まだ安全なように思うのですが。

可愛そうなプリン。
僕たちといっしょに暮らせないのかなあ。
ここだけの話。
掟破りのヒゲオヤジは、やはり掟破り。
プリンの足のトレーニングと称して、
僕たちとプリンは、朝夕ほぼ毎日散歩を続けているのです。
『人間も動物も自然の中ですごすことが、心身ともに
本来の姿を蘇らせるするのだ。』と訳のわからない事を
言いながら僕たちと散歩しています。

そうそう、こんなこともありました。
最近のボノ先輩は、『ぷっ・ぷっ・ぷっ・・・』と
お尻から音を出しながら歩くのです。
『先輩!それはないでしょう。ここは公道ですよ。』と注意したら、
あのヒゲオヤジがこう言ったのです。
『お前も俺も、何れは通る道。』

この日はとてもうれしかったなあ。
久しぶりの三匹とヒゲオヤジとの散歩。
『掟破りのヒゲオヤジさん!僕たち、タンポポハウスで暮らせてしあわせだよ。』

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