『そろそろお二人さん、お嫁入りだってサ!』
お久しぶり、ぼくタンタンです。
ご主人こと、ヒゲオヤジが最近この歌を馬小屋でよく歌うんだ。
な~んか古臭い歌で、ぼくにはチンプンカンプンの歌です。
「お前らにはこの気持ち、わかるもんか。」と僕たちイヌに最近よく言うんだ。
その歌の歌詞だよこれ。
『藁にまみれてヨー 育てた栗毛
今日は買われてヨー 町へゆく
あゝオーラ オーラ 達者でナ
あゝ オーラ オーラ 風邪引くな
あゝ風邪引くな 離す手綱が
ふるえ ふるえてる
おーれが泣くときゃヨー お前も泣いて
ともに走ったよ 丘の道
あゝオーラ オーラ 達者でナ
あゝ オーラ オーラ 忘れるな
あゝ忘れるな 月に河原を
おもい 思い出を
町のお人はヨー よい人だろか
変わる暮らしがヨー 気にかかる
あゝオーラ オーラ 達者でナ
あゝ オーラ オーラ また逢おな
あゝまた逢おな 』
題名『達者でな』
歌手 三橋 美智也
1960年(昭和35年)の歌
ヒゲオヤジは、今日も「ユーユー」と「ピッピ」のたてがみを
何時もより念入りに梳かしているんだ。
「いよいよお嫁入りが近いんでないかい。」と僕は思うんだけど。
タンポポハウスで15年暮らしているボノ先輩いわく、
『ユーユーはまだ生まれたばかりの3ヶ月ぐらいで函館の恵山から来たんだ。
親離れが早いかなあと思うぐらい小さかったよ。かれこれ10年ぐらいになるかなあ。
黒松内のK・Oさんに大変お世話になったんだ。馬でいっぱい楽しませてもらったこと、
ヒゲオヤジはK・Oさんにこころから感謝しているんだ。
大阪時代、金魚しか飼ったことのないひげオヤジが、
初めての大型動物を北海道で飼ったのが、馬のユーユーだったんだ。
ユーユーは小さいときから気立てのいい馬だったよ。今もだけどね。』
『ピッピはとてもおてんばで、なかなかヒゲオヤジの言うことを聞かなかったんだ。
赤い靴下のピッピから名前をもらったぐらい、自由奔放な性格の馬だった。
ヒゲオヤジは、モンゴルでわざわざピッピの鞍まで買って帰ったのにね、残念だ。』
『ピッピの前には、牧場の「牧ちゃん」・息子の一字をとって「樹樹」もいたし、
なんといっても「玉三郎」』のことは忘れられないね。
「北海道の共和町の案山子祭りの「ばんば」で優勝したものさ。
騎手はヒゲオヤジの息子だったぞ。たしか、小学校の高学年の時だった。
ばんば会場の人たちが、すごい大きな声と拍手で応援してくれたそうだ。』
ヒゲオヤジは今まで、5頭の馬を育てていたんだね。
どうして、馬を手放すのかとボノさんに聞いてみたら、
「タンポポハウスの諸事情」だって、ヒゲオヤジがさみしそうに言っていたそうだ。
最後に、タンポポハウスの動物たちを代表してボノ先輩よりお言葉を
いただきました。
『僕はイヌだけど、君たちは「ウマ」いくよ、きっとね。
まあ、あのさみしいがりやのヒゲオヤジのことは、俺たちにまかせくれて大丈夫。
ユーユーもピッピもくれぐれも「達者でな」。お互いに、いい人生を送ろうぜ。』
2009 年 3 月 28 日 1:02 AM | カテゴリー:お久しぶり、僕タンタン。 | コメント(1)





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